ほのぼの夫婦のまったり日記

マイペースなまいにち

人生の教養が身につく名言集-出口治明-を読んだ感想(夫)

みなさんは読書はお好きですか?

 

私は好きな方だと思います。

小学校の時は、ズッコケ三人組かいけつゾロリ等、中・高時代にはハリーポッターダレン・シャン等メジャーどころを読み漁ってました。

あと、調べて思い出したのがデルトラクエストシリーズです。学校の図書館に置いてあったのを借りて夢中になって読んでました。

 

↓これです。表紙がキラキラで興味をそそられました。

 

デルトラ・クエストI (1) 沈黙の森

デルトラ・クエストI (1) 沈黙の森

 

 

思い返すと、高校の時にはパラドックス(Paradox)に関する本にはまった時期もありました。

例えば、「アキレスと亀」(アキレスと亀が走る競争をする。亀にハンデあげてスタート。アキレスが亀のスタート位置に行ったときには亀は少し先に。アキレスがまた、亀が先ほどいた地点に到達したときは亀はさらに先にいて、永遠に追いつけない)とか、「嘘つきのパラドックス」とか、、、、思い出してくるとまた読みたくなってきました。

 

大学、社会人になってからも、メジャーどころを読んだり、古典に挑戦してみたり、自己啓発本を読み漁ったりと、その時々で興味あるものを読んできたと思います。

 

なので、たぶん読書が好きです。

 

さて、読書を大切にされている方の一人が出口治明さんだと思います。

出口さんは、日本生命相互会社という大企業出身でありながら、60歳手前でライフネット生命という新しい会社を設立された創業者です。今は大学で学長も務められているとのこと。

 

この方は、自他ともに認める無類の読書好きです。

常に本を持ち歩き、週に5-6冊は本を読まれているらしいです。(本人は、速読には反対とのことですが、どうやったらそんなペースで読めるのか不思議です。)

 

今までに、何冊か出口さんが書かれた本を読んだこともあり、今回も興味を惹かれてタイトルに記載の本を読むことにしました。

 

なので、今日はその本の紹介とそこから考えたことを共有したいと思います。

 

・人生の教養が身につく名言集(出口治明

 ※もちろんこれもKindleアンリミテッドです。(笑)

 この本は世界の名言とともに、出口さんなりの人生で活かせるアドバイスが書かれています。

 

構成としては、大きく次の6章に分かれています。

1章:人生について考えが深まる名言集

2章:人間関係の心得を教えてくれる名言集

3章:読むだけで「考える力」がつく名言集

4章:より賢く生きるための名言集

5章:「仕事の極意」を教えてくれる名言集

6章:「生きる知恵」を教えてくれる名言集

 

それぞれタイトルに沿った名言の紹介と、アドバイスが書かれているといった内容です。

出口さんはこの本でも、また今までインタビューを受けられた中でもおすすめされているのが「古典」です。(マルクス、カント、、、かなりさかのぼってアリストテレスプラトンまで読まれているとのこと。。。。おもしろいのかな?(笑))

 

そのため、紹介される名言も歴史ある方々の言葉が多いです。

ただ、名言ということは、時代を経て残っている言葉ですので非常に考えさせられるものが多いと感じました。

 

一点、この章タイトルに物申したいとすると、3章のタイトルです。出口さんも本の中で述べられているのですが結局読んでも自分の言葉でアウトプットしたり行動しないと知識は身についていかないと。世の中にはよく「~だけで」という売り文句があります。私も飛びつくことが多々ありますが、経験上「~だけで」望むような結果が得られることはほとんどなかったです。それだったら「読むだけで」って言葉はいらなくないかと思いました。。。。

 

さて、この本から刺激を受けて考えたこと2つ紹介したいと思います。

" "で囲った個所は、本に記載があった文章を参考に引用・もしくはアレンジして書いてます。

 

①教養について

 "知っていることを増やす、ということが教養の入口。自分の知っていることが豊かになっていくことで世界が広がる。また、教養が豊かになれば、生きる上でも楽しむ上でも選択肢が増えていくことであり、それによって生き方が変わってくる。"

 

 この教養に対する考え方は非常に共感できました。さまざまなことを知ることで人生を豊かにすることができると思います。そして、色々な世界を知っていれば思いつめたりすることがなく、自由に生きられるんではないでしょうか。

あと、なぜかわかりませんが、合わせて考えさせられたのが、貧困の問題、教育格差の問題です。これらはまさに「選択肢の不平等」につながっていると思います。生まれてくる子供たちが自由に道を選んで全員がイキイキできる世界になったらいいのにと、なぜか急に考えさせられました。(笑)そして悲しいことに解決策は考えられずです、、、泣

 

②生き方について

 "人生はときどきの出会いによって変化する。変化を受け入れ、川の流れのままに流され生きていく。人がその流れを変えるのは難しい"

 "人生の楽しみは「喜怒哀楽の総量」。プラスだけでなく、マイナスも絶対値を足し合わせたものが総数(l+100(喜楽)l+l-100(怒哀)l=200)"

 "仕事でもプライベートでも、深刻にならないほうがいい。落ち込んだら、気の許す人とおいしいもの食べて笑って寝れば7割は解決"

 "「愚痴を言う」「他人を妬む」「誰かに評価して欲しいと願う」・・・人生を無駄にしたければ、この3つをどうぞ"

 

 上記のような言葉から、自分の力でどうしようもないもとは、早々に見切りをつけて気楽に人生を楽しむってことが幸せに生きるコツなんだろうなと思いました。

出口さんは日本生命で務められていた時、超エリートだったらしいですが、途中で本流から外れてしまったらしいです。ただ、その時にも上記のような考えをお持ちだったので、全然気落ちしなかったとのこと。

 人は過度に夢を見すぎると、思うようにいかなかったときに必要以上に自分を追い詰めてしまうときがあると思います。そのため、気楽にほのぼの生きたほうが良いかもしれませんね。

 

他にも紹介したいことはありますが、終わらないので、もし興味を持たれたら読んでみてください!

人生の考え方等にも非常に刺激を与えられる一冊です!

 

人は『人・本・旅』から学ぶ。」