ほのぼの夫婦のまったり日記

マイペースなまいにち

一切なりゆき〜樹木希林のことば〜(夫)

ちょいとできた待ち時間。

ぶらっと本屋に入ると、おすすめコーナーに置いてあった本に目が止まりました。

 

『一切なりゆき〜樹木希林のことば〜』

 

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
 

 

 

この本は樹木希林さんの発言を集めて、大きく6つのテーマにまとめて紹介してくれています。

 

第1章 生きること

第2章 家族のこと

第3章 病いのこと、カラダのこと

第4章 仕事のこと

第5章 女のこと、男のこと

第6章 出演作品のこと

 

全部で200頁ほどの新書サイズなので、気軽に読める分量です。

生き方について、ちょうど悩める子羊になっていた私は、無意識のうちに人生の先輩に教えを請うていたのかも知れません。笑

 

読んでみて感じたことですが、やっぱり色んな経験をして人生を生きてこられた方の「言葉」は重い!!ヒトの心を本当に刺激します。

 

樹木希林さんのことは、この本を読むまで全くと言っていいほど知らなかったんですが(内田裕也さんと結婚されていたことさえ、、、)、この本を通して、樹木希林さんの人生観に興味が湧くとともに、心に留めておきたいと思う言葉にも多く出会えました。

 

なので、是非、みなさまも手にとってみてください!!

 

以下は、記載内容も特に感激したところを抜粋・要約して紹介したいと思います。

 

人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前

・いつも人生上出来だとおもって、上手くいかないときは、自分が未熟とおもっておしまい

・こんなはずでは、、、の感情は自分の目標・理想とのギャップから生まれる感情

・その目標が、自分が本当に望んでいるのものなのか、他の人の価値観だったり、誰かの人生を羨んでるのではないか、一度見つめ直すことも大切

・誰かから見たらつまらない人生に見えても、本人が「幸せ」だとその人生は煌めく

「やさしさ」という言葉でもどれだけ違うか

・夫に対してとか、友だちとか男とか、そういうふうに決めないで人に優しくしたい。ただ、ときどき自分のことだけ考えてる。その方が楽。

・「やさしさ」という言葉でもどれだけ違うか

・何人かと付き合って、その人が死ぬときに、「あいつ、やさしい人間だったな」と思ってもらえるような、そういう添い方が理想

「人は死ぬ」と実感できれば、しっかり生きられる

・終了するまでに美しくなりたい、という理想はあるのですよ。ある種の執着を一切捨てた中で、地上にすぽーんといえ、肩の力がすっと抜けて。存在そのものが、人が見た時にはっと息を飲むような人間になりたい。形に出てくるものではなくて、心の器量ね。

幸せというのは「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの」

・他人の価値観に振り回されないためには「自立すること」

・自分はどうしたいか、何をすべきかとにかく自分の頭で考えて自分で動く。時に人を頼っても、助けを求められない時のことは考える必要あり

・その状況を、面白がれると更に良し

・何でもない日常や、とるに足らないように思える人生も、おもしろがるとそこに幸せが見つけられるような気がする

 

 

これらの言葉を読んだ時には、ぐさっと胸に刺さるものがありました。

 

なぜか、、、?それは、今まさに人生においての自分の生き方に疑問を持っているからだと思います。

 

なので、自分が何を望んでいるのかを見つめ直すために、一度自分のバックグラウンドを振り返ってみたいと思います。

 

まず、私は「努力して、成功する」ってことに喜びを感じるタイプです。

上手くいかなかったことが、できるようになった時の高揚感に酔ってしまったんでしょうか。

 

いつからかと、振り返ると中学生の時からだと思います。

 

私は正直センスがない人間だったと思います。

何かを始めた時に、最初から上手くいったことはなかったです。備わっていた能力(学力や運動能力など)が優れていたケースは全くといいほどなく、いつも劣等感を感じていたと思います。

しかし、中学校の部活(ソフトテニス)で、努力をする楽しみを学びました。

中学1年生の時、市大会の上位大会進出を決める試合で、マッチポイントまでいきながら、逆転負け。今でも覚えてますが、負けて、めっちゃくちゃ泣いていたと思います。

しかし、その悔しさが原動力になったのか、練習に練習を重ね、毎日毎日練習ノートを書きまくって、努力を重ねました。

その甲斐もあってか、2年の時は近畿大会、3年の時は近畿まではいきませんでしたが、地区では表彰されるような結果を残すことができました。

 

顧問の先生から教えてもらった言葉は「臥薪嘗胆」。目的を達成するためには苦心し、努力を重ねる、という意味を持つ四字熟語です。

この、臥薪嘗胆という言葉を知ってから、座右の銘として心に深く刻んだため、高校、大学もずっと同じ考えで過ごしてきました。

高校の時は、部活(ソフトテニス)と大学受験。部活では最初は部内の番手も低かったですが、なんとか頑張り、最後はキャプテンとして、チームを率いるまでに。勉強は、部活が終わった7月から1日10時間以上の猛勉強を続け、目標としていた国公立大に合格。

大学では、カレッジスポーツにどハマりし、毎日毎日練習に明け暮れました。

 

そして、社会人になって。

そのスタンスをずっと続けています。日頃の仕事だけでなく、資格勉強や読書も時間さえあれば積極的にやってきました。周りからも努力ができる人間だと評価してもらってます。(面談や飲みにいった時に周囲からフィードバックしてもらいました)

残業したり、朝早く出て、良い仕事できるように精一杯頑張りますし、誘われた飲み会は周りが楽しめるようにと全力で盛り上げるよう頑張ります。

 

ただ、なんでそこまでやっているのか。

理由のひとつに「劣等感」があるのかも知れません。そして、それを塗り替えるために「努力」を続けている。その努力は誰のためにやっているかというと、自分のためです。自己保身のため。このサイクルは好きになれないですね。

 

また、このサイクルの元となっている「劣等感」というのは非常に厄介。結局、劣等感を感じるということは周りと比較をしているということ。つまり他人の目線を判断基準の一つにしていることにも繋がると思います。

こう考えると、自分の考えが嫌になってきます。

 

自分自身は何を考えているのか。何を望んでいるのか。

 

さぁ、どうするか。

 

うだうだと考えた結果、出てきた一つの答えは「感謝すること」です。書くと安っぽく見えるかも知れませんが、本気で感謝こそが大切だと思いました。

周囲の人、全員への感謝。それを頑張るエネルギーの根元にする。

妻・家族・友だち・同僚・今までにお世話になった人たち。全員のおかげで今の自分があるということを忘れずに、その人たちへ恩を返せるように毎日を生きる。

周りの人のために、自分ができることを増やすためには、相手のことを考えて発言し行動することに加えて、自分を磨くことも大切になります。

 

そんなことを考えて、決まったテーマは次の通りです。

 

日常に「感謝」、周囲に「やさしさ」、自分を磨く

・誰かから何かをしてもらうことは特別で貴重なこと

・自分から周りに働きかけ、giveを大切に。また、誰かにしてもらって嬉しかったことは還元

・死ぬ時に満足できるように、心身共に自分を磨く

 

あとは、もう一つ!!

夫婦でほのぼの楽しい生活できることを、夫婦で思い描いて毎日楽しく生きる

 

なんか、自己完結できたところで、明日からまた頑張ります🔥